馬籠宿のお土産屋さんには、飛騨牛、赤かぶ、さるぼぼといった、いかにも「岐阜」なものから、林檎、そば、七味唐辛子など、これぞ「長野」なものまで、同時に揃う。

地酒コーナーも「飛騨の地酒」コーナーの横に、「信州の地酒」コーナーが並ぶ。

「いくら近いからって…ねぇ。どっちのお土産を買うべきなの?」なんて、喋りながら店内をウロウロしていたら

お店の方が「少し前まで、長野だったんですよ」と声を掛けてくださった。

「…えっ?」

「馬籠は長野県木曽郡山口村だったんです。ほんの10年位前ですかね、越県合併で中津川市に編入されたので、今は岐阜県ですけどね」。

「ほえー。知らなかった!」

帰宅後に調べてみると、2005年2月に岐阜県に編入されたんだって。

そりゃどっちつかずでも納得だわ。

馬籠のイメージと言えば「石畳の坂」。

その石畳の坂を、散歩がてらぷらぷら歩く。

食べ歩きしている人を見かけては、息子が「あれ、美味しそうだね」と誘惑の言葉を発する。

定番のソフトクリーム、五平餅、飛騨牛まん、お煎餅、栗スイーツ…。

そんな中、人がひっきりなしに訪れているお店『道中おやき本舗』を発見。

「おやきって何?肉まん?湯気が出てるよ」と息子が食べたそうに話しかけてくる。

いろんな味があるのね。価格もお手頃な180円。

定番の野沢菜、茄子、切り干し大根、よもぎ(小倉あん)、くるみ(白あん)。

「切り干し大根と野沢菜、くるみを、1つずつください!」

「はい。540円ね」と言ってからの、お店の方の動きの早さに家族で驚く。

湯気がぼわっ!

紙のスリーブに手際良くセット。

ほかほか!美味しいそう!

某サイトのクーポンでお漬物サービス、お茶はセルフサービスで頂ける。

店内を見渡すと、芸能人のサインがいっぱい!

取材がくるような有名店なんだね。

店内は先客で席がないので、外のベンチで頂く。

今までに食べたことのあるおやきと…若干違うような。

全体に焼き色がついていて、表面はパリッと。

お饅頭のふにゃっとした感じはないかな。

ほかほか。ふかふか。

 

私は切干大根をチョイス。

甘辛くシャキシャキ感も残った切干大根は、ふんわりとした皮にぴったり。

でも。やっぱり…長野で食べたことのあるおやきとは、皮が違うような…。

 

お客さんが途切れた瞬間に、たった一人で切り盛りしていたお店の方に質問してみる。

「うちのは特別なんですよ。普通のおやきは、すぐに固くなるんだけどね。うちのはパンみたいでしょ?冷めても固くならないように、擦った山芋と卵、上新粉で作っているんですよ」

なるほど!

普通は、小麦粉と少量の塩、あとは熱湯で捏ねるだけだから、グルテンの粘りがそのまま固くなるけど。

「道中おやき本舗」さんのおやきは、グルテンフリーだし、山芋のネバネバが空気を含んで発酵させなくてもふんわりしてるのね。

おやき独自のモチモチ感は、上新粉の効果かな。

 

素朴なおやきの良さは残しつつ、お土産にしてもガッカリしない最新おやき!ってことね。

人気の秘密が、よく分かったわ!

それにしても、ひっきり無しに来客のある繁盛店なのに…

接客も補充も一人で対応してみえる。

蒸籠の中に、整然と並ぶ。

どれがどれか…間違えないの?と、しばらく見てたけど、完璧でした。

人気のお店には、努力や工夫があるんだなぁ。

あぁ。おいしかった!ごちそうさま!

 お店の基本情報(更新日2017年11月)
店  名:道中おやき本舗 馬籠宿店
住  所:岐阜県中津川市馬籠4294
電  話:0264-57-2453
営業時間:9:30~17:00(冬期は変動あり)
定休日 :不定休
駐車場 :なし
※イートインスペースあり
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