FabCafe Hida

表向きはオシャレなカフェ。

でも、奥に進むとなにやら様子がおかしい?

古民家をリノベーションしたガラス張りのファサード。

「なんだろう?カフェかな?」と中を覗いてみると。

お店からのメッセージ?

「Fab」という言葉には、大量生産やマーケットの論理に制約されないFABrication(ものづくり)とFABulous(愉快な、素晴らしい)の2つの意味が込められています。

FabCafeは、その”Fab”スピリットをおいしく、楽しく、わかりやすく伝え、そして広めていく場所です。

「うーん?カフェなの?工房なの?」と、入口でためらっていたら…

スタッフらしき女性が、「ご覧になるだけでも大丈夫ですよ」とにこやかに声を掛けてくださった。

自然光が差し込む高い天井。

作品?プライスカードがついているから、購入できるのね。

「ORDER」と書かれているということは、この奥で注文できるのかな?

「靴のままお上がりくださいね」。

フレンドリーな笑顔に引き寄せられ、奥のカウンターへ。

コーヒーのいい香りが漂う。

べニア板にレーザーカッターで加工したメニューを拝見。

コーヒーや紅茶、ジュースにスムージー。

ビスコッティ、カヌレなどの焼き菓子やパフェ。

ベーグルサンドに、おにぎりとお漬物のセット。

種類は少ないけど、フードメニューも。

素朴な焼き菓子も気になるけど…

でも、まぁ。とにかくコーヒー!

あとはビスコッティにしようかなぁ。

「お好きなところにお座りくださいね」と言われ、周囲を見渡す。

のんびりソファのスペースは、大正レトロな雰囲気。

靴を脱いであがる畳のお部屋には、木製の積み木や絵本など。

シンプルモダンな入口付近の席を決め、店内をうろうろ。

建物のディテールを見ると、江戸時代?明治時代?こっちは昭和?

きょろきょろしていると、オーナーさんが声を掛けてくださった。

「建築に興味がおありですか?」

「大学時代に少し勉強したものですから…。

でも、いつ建てられたもなのか分からなくて」と素直に答える。

「ちょっと不思議な建物ですよね。明治37年の古川大火で、この辺りは、ほとんどが焼けてしまったそうです。この建物は、火事の後に建てられたのですが、増築を繰り返したおかげで、いろいろな時代の建築様式やインテリアが混在しているんですよ」。

あぁ!そういうことか!

この辺りは…明治かな。

この壁や窓ガラスは、いかにも昭和。

うちの実家にも、あったよ!懐かしい型板ガラス。

「この雰囲気。ここは昭和の台所?食堂?」

「正解です!今はお店のカウンターなので、脚の間に空間がある台は置けませんが、当時流行ったダイニングテーブルを意識して、デザインしてるんですよ」とオーナー。

カウンターをよく見ると、下部にミラーが仕込んであり、まるでダイニングテーブルのよう。

「コーヒーとカフェオレ、準備できましたよ」。

なんともカワイイ!

「このコースターは、こちらで作ったものですか?」

「そうなんです!このトレーもですよ」。

見るもの、聞くもの、全てが楽しい!

息子とビスコッティを半分こ!

ざっくざく素朴でおいしいわ。

さて、お会計を…とカウンターに行くと、「工房もご覧になります?」と言って頂いたので、ずうずうしくも奥に入らせて頂いた。

たくさんの木材。

中庭のような作りになっているのは、雪深い古川町は屋根の雪下ろしは必須。

通りに雪を落とすわけにいかないので、大きな建物には中庭があることが多いのだとか。

「泊り込みで大きなテーブルを作っていく方や、小さな雑貨を作っていく方など、FabCafeの楽しみ方はいろいろなんですよ。詳しいことはHPを見てもらえれば…。気になることがあれば、いつでも問い合わせてくださいね」。

レーザーカッター、カッティングマシン、3Dプリンター、UVプリンターなど、プロユースの機材が並ぶ工房。

そう説明をしてくださっている間も、制作のために滞在している人たちの賑やかな声が聞こえる。

たまたま通りかかった古川町の一画で、こんなにクリエイティブでフレンドリーなカフェに出合えるなんて。

とってもステキな一時でした。

お店の基本情報(更新日2018年5月)
店  名:FabCafe Hida
住  所:岐阜県飛騨市古川町弐之町6-17
電  話:0577-57-7686
営業時間:10:00~17:00
[金曜日のみ]10:00~16:00
定休日:水曜
駐車場:なし(市役所前駐車場 利用可)
ホームページ:https://fabcafe.com/hida/
飛騨市の関連記事
  • 壱之町珈琲店|飛騨古川の古民家で味わい深いカレーを食す
  • FabCafe Hida|くつろぎカフェは、モノ作りの拠点?
  • パティスリーマツキ|愛されるケーキ屋さんの秘密を探る

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします